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セントライト記念反省会

2018年セントライト記念反省会

2018年9月17日月曜日敬老の日セントライト記念が行われた。セントライト記念とは1941年に初めて三冠馬をとったセントライトを記念に1947年に創設されて競馬のレース名である(セントライト記念 - Wikipediaより)。ちなみにGⅡである。菊花賞トライアル競争であるこのレースの3着馬には優先出走権が付与される。このレースにウオッカの仔であるタニノフランケルが出走した。私はこのタニノフランケルを応援していたがちょっと残念な結果になったので、思うところを叫びたい気持ちでこのブログを書いている。

 

あ、ちなみにウマ娘から競馬にはまったにわかなので、頓珍漢なこと言ってても許してね(´・ω・`)

 

anime-umamusume.jp

 

 

2018年セントラル記念の枠番と最終オッズは以下の通り。詳しく見たい方はJRAへGO→ JRAホームページ(セントラル記念)

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件のタニノフランケルは5枠(黄色)9番。人気は7番と真ん中。オッズは22.2倍。1番人気はレイエンダでこのレースまで3戦3勝と無敗かつ全兄のレイデオロが2017年ダービー馬ということもありこの人気になったそうだ。他は2018年ダービーに出走したジェネラーレウーノやコズミックフォースあたりが人気馬となった。

 

タニノフランケルがそこそこな人気な理由は後に記述するとして、さっそくレースを振り返っていきたい。

ちなみに特に画質とか気にしない場合は先ほどのセントラル記念のリンクにある、レース名右横の「レース結果」をクリックし、開いたページにある「レース映像」でレースを見ることができる。(視聴期限とかはよくわからん)

 

先ずはスタート直前。9番(黄色矢印)のタニノフランケルはおとなしくスタートまで待っている様子だ。

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そしてスタート。全馬いいスタートで開始。にわかな私にはベストなスタートはわからないが、出遅れていないので、タニノフランケルは良いスタートを切れたのではないだろうかと、観ていた。

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そしてポジション取り。タニノフランケルはこれまでに3勝しているのだが、その3勝したレースはすべて逃げで勝っている。これまでに4戦騎乗している幸騎手も前走の勝利コメントでこの馬は好きに走らせた方がいい的なことを言っていたし、運営側もそして客側も逃げたらいい線いくのでは?と期待していた。その期待通り幸騎手が手をしごきタニノフランケルを先頭へと行かせる。

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タニノフランケルも前に馬がいないほうが好きなのか(馬の本当の気持ちは誰にも分らないので私の妄想です)それに応えて先頭へ立つ。

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2番手は前走ダービーに出走したジェネラーレウーノ。この馬も逃げ馬であり、前評判ではこの馬が逃げてレースを引っ張るのではといわれていた。タニノフランケルは上手く前に行けたらいいねという予想だと私は感じた。が、実際はタニノフランケルが先頭へと躍り出た。

この時私は思ったね。

勝ち申した

ってね。

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各馬を連れて直線を駆けるタニノフランケル

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気持ちよさそうに第1コーナーから第2コーナーへと向かうタニノフランケル

勝ちを確信した理由としては、これまで勝ったレースが逃げで、負けたレースが全部馬群中もしくは後ろからだったという単純な(楽観的な?)考えからである。

それはともかくレースは中盤へと移行。1000メートルを1.00.9 と遅くも速くもない蝶準的なレース展開となった。1番人気のレイエンダは馬群の中ほどやや後ろ。

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ここまではいいペースだ。しかし私はこの時、少し馬群が迫ってきてるなと思った。タニノフランケルのペースが落ちたのか、後続がペースを上げたのかは、にわかな私には判断できない。そしてここから驚く展開となった。少なくとも私は驚いた。みなさんはどうだろうか?

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なんと、タニノフランケルがペースを上げたのだ。後続をさらに突き放していくタニノフランケル

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3コーナーを周るところで実況者は10馬身差と言っている。

あれ?大丈夫か?と私は思った。逃げ馬は確かに後続に差をつけ、少しでも貯金をためゴールまで保たせる必要がある。そのため、最後の直線では馬がばてて、失速して負けることが多々ある。(ツインターボ先輩がいい例だ。)タニノフランケルは体力がある。しかし直線で後方から差せる脚がない。というのがこの馬に対する現時点の評価だ。1本調子でずっと同じ速度で走れるのはそれはそれで強みらしい。欧州馬だなって言ってる人もいるくらいなので向き不向きがあるのだろう。が、さすがに残り1200メートルからスパート(?)をかけて大丈夫なのか?ばてないか?とハラハラしていた。

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4コーナーのタニノフランケル。後続馬もペースを上げてきている。

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4コーナーから直線へ。ここで幸騎手が鞭を打つ。え?鞭打つの早ない?

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直線へ入ってもまだ先頭にいるタニノフランケル。がここから、ジェネラーレウーノが差を詰めてくる。タニノフランケルが逃げを取ったので、ジェネラーレウーノは先行というのがあっているのだろうか?タニノフランケルよりも脚を残しているのか、どんどんと差が縮まっていく。

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残り200メートル。時計を見るとちょうど2分。すぐ後ろにジェネラーレウーノ。レイエンダはすぐ後ろの横1直線に並んでいる馬群の一番外側。

もう少しなのだが、最後に坂がある。そしてタニノフランケルは・・・

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脚が残っていなかった。

結果はタニノフランケルは12着。ジェネラーレウーノが1着。2着はレイエンダ、3着にグレイル。この3頭が菊花賞への優先出走権を得た。

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ということで、今回は残念な結果となった。

ここから反省会という名の感想。

じゃあなぜこんなことになったのかを素人ながら考えてしまった。考えてしまったものは仕方ないので、吐き出してしまいたいのでブログにでも書いてしまおうと思ったわけだ。

タニノフランケルの特徴は重馬場でも衰えない脚質。常に一本調子で走ることができるのは強みだが、逆を返すと瞬発力のない脚質とも言える。ここがそこそこな人気な理由の1つである。逃げきれればチャンスがあるが、スタート時点で馬群に埋もれてしまってはそれもなくなる。こうなるとやはり勝ちにくいのだろうかと素人なりに思う。

これを考えて、先行逃げ切りを取るという作戦をとった幸騎手(と運営陣)の気持ちはわかる。そして理想通りにそれを実行できた。できたのだが、さすがに仕掛けるのが早かったのでは?と疑問が浮かんでくる。2200メートルのラップタイムは以下の通り。

 

 200 - 400 - 600 - 800 - 1000 - 1200 - 1400 - 1600 - 1800 - 2000 - 2200 m

12.4 - 10.9 - 12.3 - 12.4 - 12.9 - 12.0 - 11.5 - 11.2 - 11.6 - 12.3 - 12.6 秒

レースのラップタイムなのだが、最後200メートル以外はj先行していたので、大体がタニノフランケルのラップタイムと思っていいだろう。ツイッター掲示板とかでも言われているが、注目点は1000メートル 以降のラップタイム。1000メートルでペースが落ちたためか、ここでさらにペースを上げ、1000~2000メートルまで平均11.7秒で走っている。標準と言われているのが200メートル12秒と考えると少しばかり速い。そのおかけで、3コーナー付近では10馬身差(実況者調べ)を付けたが、その付けが直線で出た。

ということで、誰もがわかる敗因は「ペース配分を間違えた」であろう。絶妙なペース配分が要求されるので逃げはやはり難しいのだろう。レース自体には見応えはあるが。

後ろがジェネラーレウーノじゃなければ?

もう1つ考えたのは、ジェネラーレウーノじゃなかったら勝てたのでは?ってことだ。これはジェネラーレウーノが逃げ馬じゃなければという意味。800メートルから1000メートルでペースを落としているのは、幸騎手はここで息をゆっくりペースにして最後に脚を残していたかったのかもしれない。よく逃げのレースで見られるのだが、後続馬が逃げ馬にペースを乱されて、かなりスローなのに差を詰めずに負けてしますという展開がある。もしかすると幸騎手はこれを狙っていたのかもしれない。

しかし、そこでジェネラーレウーノが来る。ジェネラーレウーノ陣営は逃げを宣言していた。勝利後のコメントでは逃げようとしたがタニノフランケルが先行したので、特に追わずに2番手をキープした的なことを言っていた。が、別にペースを落とすとは言っていない。いつでも先頭に立つ腹積もりでいたのではないだろうか?ジェネラーレウーノはマイペースに自分の競馬をすることに徹底した。タニノフランケルは先行しなければならない。そうしなければ勝てない、そのために逃げたのだから。しかし1000メートルで思ったよりも差ができていなかった。これに焦ったか、少しペースを上げざるを得なくなった。

タニノフランケルがペースを握ていたようで、その実ジェネラーレウーノがペースを握っていた。

これが今回のもう1つの敗因なのではないだろうか?

以上素人考察

ここまで素人が偉そうに言ったが、真意はわからないし、これまでの発言に一切責任を持てない。何よりタニノフランケルが負けて(なぜか)私も悔しいので、かなり感情的になって、このブログを書いてる。間違いがあって不快にさせてしまったら申し訳ない。

タニノフランケルの逃げはマイペースということからサイレンススズカ再来か?と期待している方もいたようだが(私もその一人)、残念ながらサイレンススズカ並みの心臓はないのかもしれない。しかし、まだ3歳馬。サイレンススズカも4歳から覚醒したので、タニノフランケルも期待は捨てきれない。これからの成長が楽しみであり、短い競走馬人生であるが、見守っていきたいと思っている。

蛇足

蛇足だが、私がタニノフランケルを押しているのはウオッカの仔というのが大きい。競馬に目覚めたのは確かにウマ娘なのだが、その過程でリアル競馬を観るようになって、天皇賞(秋)ウオッカダイワスカーレットのレースに惚れたからだ。あのようなレースを見せられては、好きにならざるを得ない。願わくばウオッカダイワスカーレットの仔がレースで戦う姿を見てみたい。これが今夢見てることだ。

久しぶりのブログがこんなのでいいのかワイ(´・ω・`)

以上長々とお付き合いありがとうございました。

 

少し追記:

ちょっと見返してみると幸騎手の名前しか出してないから、幸騎手批判してるように感じるかもしれないけど、そんなことありませんのでご注意を。タニノフランケルの逃げというレーススタイルを作っていこうと挑戦しているように感じるので私はこのまま幸騎手とタニノフランケルのコンビで頑張ってほしいと思っています。

というちょっとした追記でした。